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 浜田山しんぶんは、浜田山キリスト教会(杉並区浜田山)について、この地域の方々に知っていただくために作成しています。
 年2〜3回の発行で、この教会はどんなことをしているかもご案内し、多くの方々にキリストの Good News が届くことを願っています。


 
<2012年4月号より> 「ことばの争いをしたりする病気」 の流行


   ● 「ことばの争いをしたりする病気」 の流行 

浜田山キリスト教会員 佐藤丈史

現代は「不安」の時代である。わが街、浜田山でも震度2〜4の地震が続いているが、そのつど3・11大地震の再来かと「不安」に襲われる。まして4年以内に震度7の地震が首都圏を襲うと大きく報道されると何ら対応できない不安に襲われる。

デフレ経済の暗さと失職の「不安」も大きい。これから日本の経済に大きな影響を与えるであろう経済不安の御三家がいる。その筆頭は、ヨーロッパのユーロ不安である。グローバル化の時代にあって、ギリシャ発のユーロ不安が世界の金融不安を引き起こしている。ギリシャは歴史のある美しい国だ。かつてアテネに住む人々は耳新しいことを話したり聞いたりすることが大好きで標高わずか113メートルのアレオパゴスの丘では最新の道徳や宗教が論じられていた。第二に、中国不動産のバブル崩壊が起きたとき、日本経済に大きな影響が出ると予想される経済不安がある。中国は今や日本を追い抜き世界第2の経済大国であり、世界の経済に大きな影響を与える存在である。第三に、アメリカの潜在的な財政不安と雇用不安を懸念するアメリカ人の友人がいる。これらの経済不安は、2008年9月に起きたリーマンショックの痛い経験を思い起こし不安を増幅させる。

病気の「不安」もある。浜田山の街にはたくさんの病院がある。浜田山駅から1キロ以内の病院を調べてみると、歯科医院がなんと29軒、内科・小児科16軒、整形外科4軒、産婦人科2軒、眼科3軒、耳鼻咽喉科5軒、皮膚科4軒、精神科1軒、脳神経科外科1軒、麻酔科1軒、総合病院1軒である。ちなみに浜田山の街は美容院と薬局も多い。美容院は19店舗、薬局が13店である。これらの職種から判断して、浜田山の街をひとことで説明するなら病気で不安な人がたくさん住んでいる街、美食家とおしゃれな人が住む町ということができるかもしれない。

人間、だれでも死の「不安」がある。死んだ後、自分はどこへ行くのか、どうなるのかわからないために得体のしれない不安がある。死後の世界については、考えても分からないし誰かの経験談を聞くこともできない。そこで人は死の不安を無視するか、考えないようにして今を(楽しく)生きているのではないか。少年時代、今、死んだらどうしようと真剣に死に怯えた時期があった。死後の世界を仏教は、六道(天界、人間界、修羅界、畜生界、蛾鬼界、地獄界)を輪廻転生すると説き、神道は死霊、祖霊、祖先神になると説く。死後の世界についてキリスト教は、信ずる者はキリストとともにおり、キリストの再臨のとき復活し、永遠のいのちにあずかると説く。筆者はこの復活(イースター)を信じたとき死の不安を克服できた。

人はだれでも心に「不安」をもって生きている。人の心の中に棲む不安は、始祖アダムとエバに遡る。言い換えれば、人類すべての人が持っている魂の不安である。心の中にある不安は、やがてことばや行動となって現れ人間関係を破壊する。「ことばの争いをしたりする病気」が浜田山の街にも流行しているのではないか。筆者が経験したことばの争いをしたりする病名は、「ねたみ病」「争い好き病」「敵意に満ちた攻撃を好む病」「悪意を含んだ疑り病」などであり、これらのことばが日常茶飯事に飛び交っているのが人間の社会である。一方、人の益になることばがある。人を励まし、人を育て、人に勇気を与え、聞く人に恵みを与えることばだ。浜田山の街は、今、きれいな商店街のある街、高級な住宅がある街、有名なお肉屋さんがある街ということで杉並区でも人気がある街だ。それもいいが、人の益になる健全なことばが多い街、ことばの争いをしたりする病気を治すことができる街、それが浜田山の街だといわれたい。

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